仕事辞めて仕切り直すことにした

さよなら、言い訳「仕事忙しい」

無職なりに忙しかった

6月があっという間に終わってしまった。何かと忙しかった...と言いたいところだけれど、離職中のわたしが「忙しい」というのは気が引ける。しかし日々が慌ただしく過ぎ去ってしまったのは本当なのだ。

○博物館、美術館に行っていた

6月になって都内の博物館等の規制が緩和されたので、週に1~2回、比較的近くの博物館等に行っていた。仕事を辞めたのにこの頻度は贅沢かなとは心のどこかで思っているのだけれど、勤続10年以上だったのだからこれくらい自分に許してもよいだろうということにしている。

映画館にも行きたいと思っていたところで、感染者がまた増加傾向。ちょっと怖いので映画はおあずけ。

○サッカーを見ている

4年に一度の楽しみ(今回はコロナ禍で延期されたので5年ぶりのお楽しみ!)、サッカーのヨーロッパ選手権 UEFA EUROが始まっている。日本時間の22時、夜中1時、明け方4時に試合があるので、日常生活に支障を来すのは間違いない。今年のわたしは無職なので、心置きなくサッカー観戦に集中できる。ただし夫に迷惑をかけるのも申し訳ないので、観戦中は喜びも絶望も静かに表現している(つもり)。

 

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○時間があればタイ語の勉強

気づけば初めてからもう数年になるのにちっとも成長しないわたしの泰語。モチベーションも低ければ緊急の必要性もないので、そりゃ、成長しないわ。ここらで腰を据えてなんとかしようと思い、時間があれば泰語に取り組むようにしている。

○就職活動っぽいことをしては、落ち込んでいる

求人情報をチラ見して、失業手当の要件を満たすためにも応募してみる。とりあえず前職と同業で、勤務時間や交通の便でわがままに選んだ。しかし同業に戻る決心がついておらず悶々とする。エンドレス残業とはおさらばだと決めたはずのに、残業なしの職場は給与が比較的低くなり、この点でも心のどこかに迷いがある。あとは、「前職での経験を活かして」というのは必ずしもキラーワードにはならないらしいとわかった。仕事内容とかやりがい、時間、給与、仕事以外の生活と色々検討項目はあって、まだどこら辺を落としどころにするのか自分でわかっていない。こういうときには働き始めない方がよいのか、それともご縁だと思ってとりあえず始めてみた方がよいのか、考えてはウジウジしている。

東京国立博物館の鳥獣戯画展に行く

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東京国立博物館の「国宝 鳥獣戯画のすべて」に行った。

鳥獣戯画が展示されるといつも大人気。今回は非常事態宣言等により開催期間が短く、人数制限もあり、時間指定で予約必須のチケットは早々に売り切れた。無職になったわたしは、ここぞとばかりに平日の昼間のチケットを予約する。

chojugiga2020.exhibit.jp

あまり期待していなかったが、結果、とても楽しんで帰ってきた。

期待しなかった理由は、(今に始まったことではなく、かれこれ7〜8年ブーブー言っているのだか)いつの間にか東京国立博物館はがっつりチケット代を取る博物館になっていて、しかも企画展は大混雑する。過去、入場してもあまりの混雑に嫌気がさして展示をほとんど見ずに出てきてしまったことも一度や二度ではない。今回も、海外から借りてきた作品ではないのにチケットは一般2000円で強気の設定。人数制限してもどうせまあまあ人がいるのだろうと思っていた。

うん、案の定、まあまあ人はいた。でも過去の鳥獣戯画展に比べれば天国である。

「あー、毎回鳥獣戯画は人気ですよねー、何が魅力なんでしょうねー?」と冷めていたわたしも、動く歩道(素晴らしいアイデア!)に乗って高山寺の甲巻を一目見た途端に、「んふっ」と声が出る。これだ、これが鳥獣戯画の魅力なんだ。

 

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毎度毎度、物販は混んでいる。混雑していたのであまり長く滞在したくなく、さして吟味せずにパッと手に取ってレジに向かった…ところ、パッケージに惹かれて手に取ったお茶が以外と高価だった(写真左)。ティーバッグ3つ入り、個包装なしで600円…パッケージ、紙の箱だよ…?

他は、久しぶりにアジア館の常設展をゆっくり一周して、本館の鳥獣戯画の模写も見て行く。

 

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一年越しで気になっていた古代エジプト柄の指貫をついに購入。刺繍用に指貫を使ってみたいと思って買ったのだが、これは実用品ではなく収集用の物だろうか。

 

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レトロな喫茶店、珈琲王城に寄ってナポリタンを食べる。目立つ客層は、仕事の合間のオジサンもしくはインスタ女子という愛される空間。

珈琲 王城 公式ページ (@coffeeoujyou) | Twitter

各所営業再開と、ハローワークに行った話

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自粛要請が緩和され、美術館や博物館が再開。いそいそと小石川植物園に出かける。1か月半ぶりに来てみたら緑が深くなってる!そして、ベンチが増えたようだ。

何度目にしても「自粛」の「要請」が緩和って変な表現だと思う。腑に落ちない線引きでダラダラと休業が続いたものだから、6月に入ってからは「イェーイ!再開!!」と開放感さえ感じてしまうが、引き続き緊急事態宣言下である。自分の普段の生活の範囲からは出ず用心して、梅雨前の散歩を楽しみたい(と、自分に言い聞かせる)。

少し前の話になるが、離職票という初めて手にした書類を持って、初めてハローワークに行った。職員の方が親切丁寧に教えてくれ、初めてだらけのわたしも、無事初回の手続が完了した。

わたしの情報(名前や住所、最終学歴の他、探している職種や希望月収等)は、予めオンラインで登録してから出かけた。また、求人広告は、ハローワークのサイトから閲覧可能だ。

従って、上記わたしの情報を基に、求人広告には当然オンラインで応募可能なのだと思っていた。できないんですって!気になる求人があれば、一旦わたしがハローワークに連絡して、ハローワークが企業に確認の電話を入れて、応募可能なら紹介状をわたしにくれて、わたしはその紹介状を添えて履歴書と職務経歴書を企業に郵送するらしい。「えっ?!何のために電子化したんですか?!じゃ、この、求職者のマイページって何ができるんですか?!」って喉まで出たが、わたしに丁寧に教えてくれた職員の方自身が一番そう感じていそうなので、我慢した。

仕事はどうしたものかなと考え中。のんびり無職をエンジョイし続けるのも違うと思うし、だからといって同業で転職してまた生活の100%が仕事になるのも避けたいし…0か100かの極端な人間なもので、適度なバランスはいまだわかりかねている。

仕事のストレスがなくなって驚いたのは、自分がまた小難しい映画をまた見る気になっていること。Amazon Primeキアロスタミが色々配信されているので喜んで見て、カラックスの新作を楽しみに待っている。

アジサイの白山神社 その2 & カレーリーフの成長

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先日白山神社に行った時は、アジサイが咲き始め・色付きはじめだった。ちょうど今、満開のよう。

気持ちの良い快晴で、散歩には申し分のない天気だったはずだが、アジサイを見るには不思議と曇りや雨の方が似合うと思ってしまう。今年は雨の咲き始めのアジサイも、快晴の満開のアジサイも見られて満足。

 

fraubaeren.hatenablog.com

 

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植物話が続くが、3週間前に植え替え、室内から屋外(ベランダ)に出したカレーリーフの成長が目まぐるしい。毎朝見て、「おお!育ってる!」と気付けるほど、成長している。カレーリーフは関東なら高温多湿の梅雨~秋にかけて外に出すと(困るほど)育つとカレーリーフの先輩方から聞いていたのだけれど、ここまでとは。我が家程度の陽当たりではそれほど育たないと思い込んでいた。2年位、室内で飼い殺しにしてごめんね...お日様をエンジョイしておくれ。(寒くなったら再度室内に帰ってくるのだから、適切なサイズの範囲内でお願いね?うち、23区内のマンションだからね?)

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左が植え替えてお外デビューの日。右が本日。

すごいなぁ、3週間でこんなに育つのか。それに引き替えわたしは3週間で何か成長したかしら。あえて言えば筋トレは順調だが、まだ同じ1冊の小説を読み続けている。

そうそう、こういう「最近何か成長したかな」という話を何かのきっかけで友人とすると、大抵「今から成長とか新しいことに挑戦したかどうかっていうよりは、既に得たものをどう応用していくかでしょ」といった返しが来るんだよな。わたし、まだまだ自分の成長を疑わないアラフォー。良く言えば向上心があるが、悪く言えばこれまでの人生に十分やりきれていなくて、未熟ということ。

ワクチン予約にふりまわされた一週間

タイトルのとおりだが、父に代わってワクチンの予約を試みていたら今週の平日が終わった。

 

実家があるのは現首相のお膝元である首都圏のY市。人間にとって不安な事については、いつどの立場にいても何らかの文句は出てくるものだから、こういう文句は言わないように心がけているのだが、いやー、これはシステムが悪いわ。高齢者にネット予約させるのがどうこうとかではなく、そもそものシステムが悪いわ。

ネット予約では、空席で検索できず、毎回、区を選んで、会場を選んで、カレンダーを表示させないといけない。予約できる日がないとわかったら、再度、区を選ぶところから開始。なお、既に埋まっている会場や日付もブラウザに表示される。毎日空きが追加されるらしいが、いつどこにいくつ追加されているのかは知りえない。接種数とか申し込み日付とかの情報がコロコロ変わるのに、一元化された情報源がないので、余計に混乱する。どうして区ごとに取り仕切らず市でまとめたんだろう。

予約の電話は、当然繋がらない。何百回とかけ続けて、昼前に「本日の受付は終了しました」というアナウンスを聞くと、「ああ、今日はもう電話をかけなくていいんだ」とホッとする。

 

自分のための予約だったら、わたしはこんなに躍起にならなかっただろう。親のワクチンだから、親のためだから、必死になったんだ。命のチケット争奪戦になっている気がして、必死に参戦するけれど、同時にすごく嫌な気分になった。

 

もっと長い間挑戦し続けている方もいるだろうから、数日前に始めたわたしが文句を言うわけにはいかないが、完了しない試みというのはストレスになる。朝9時から約2時間のこの作業でドライアイが悪化して、目を酷使する作業(つまり複数あるわたしの趣味の全部)はその日一日もうできない。

 

あと何日続くのだろうと思っていたところ、自衛隊の大規模接種の予約が早まり、今日無事に予約を取ることができた。大手町まで来てもらうのも心配だけど、本人がそれでも接種したいというのだから、気を付けてきてもらおう。ひとまず娘のわたしはホッと週末を迎えられる。

 

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近所でドラゴンフルーツが特価で買えた。特売だったから完熟。少しそのまま食べて、残りは贅沢に豆乳スムージーに。見た目よりさっぱりした味。

古書店街に行き、大福だけ買って帰ってきた日

旧友には、長く働いていた仕事を辞めた旨を手紙で伝えた。急ぐ連絡ではないし、どうせ急いだところでこの緊急事態宣言下で会うことはできない。わたし達は手紙が好きだったし、ポストに請求書やダイレクトメール以外を見つけるのはいつだって嬉しいだろうから。

 

金曜日は久しぶりに神保町に行った。行きがけに雨風が強まり、気楽な散歩と呼ぶには難儀だったけれど、とにかく久しぶりに神保町に行ったのだ。

知らない店も増え、なくなってしまった店も多かったけれど、雨の古書店街の雰囲気は昔のままだった。古書店いくつかと、某画材屋に寄ったが、結局何も買わずに帰ってきた。

不要不急の外出を控えるよう言われている中、偶然の出会いを求めて古本屋巡りをするのは気が引けて、どうも本腰を入れられなかった。作者やタイトルを特定して探すオンライン本屋にはない出会いが実店舗にはあるし、そうやって手に取ってきた本に救われたこと数知れず。しかしこのご時世と古本屋巡りは相性がよくない。

心踊る文房具がなかったことに、がっかりというか悲しいというか、もやもやしている。いくつになっても文房具が好きで、きっとまた色々(使う予定がないものまで)買ってしまうんだろうなと思ったのに、まさかの手ぶらで帰宅である。わたしが変わったのか、時代が変わって売れるものが変わったのか。デジタルネイティブも、色ペンとかシールとか便せんとか好きなはずだけどな、どうなんだろう。その辺はうちには子供がいないのでわからないな、と思いながら、子持ちの旧友に近況の手紙を書くわたし。

 

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この日の自分で歩いて買いに行くおやつは、くまモンのいちご大福。今年、神保町にできたそうだ。かわいい。大福は小さめ、いちごが立派。

www.ichigodaifuku-yonehaku.com

第n次わたし的筋トレブーム

Apple Watchを使用し始めて約ひと月になる。完全に、支配されている。

「なんとなく」だった日々の運動が、Apple Watch設定のゴールを目指すようになり、コンスタントに一定以上のカロリーを消費するようになった。動くよう心がけるようになったので、階段の上り下りや、「ちょっとそこまで」のおつかいが苦ではなくなった。体重はよいペースで落ちている。ただし、Apple Watch設定のゴールをクリアすることが日々の目標にすり替わっている感は否めない。

一度体調がイマイチであまり動かなかった日があるのだが、翌日の朝、「昨日は熱意がありませんでした。今日は頑張ってください」とApple Watchに言われたのである。なんなの、その言い方!?腹が立ったのだが、わたしにはApple Watchを外して放り投げる勇気もなく、翌日以降従順にゴールをクリアし続けている。

 

わたしは熱しやすく冷めやすい人間なので、これは人生で何度目かの運動ブームである。

NIKEのセールでトレーニングウェアをいくつか買った。このコロナ禍では誰に見せるためのトレーニングウェアでもないのだが、どうせ着るならJUST DO ITのかっこいいやつがいい。

豆乳スムージーを毎日飲んでいる。なんとなく健康女子っぽいのでせっかくだからやってみている。バナナやキウイを入れている。タンパク質の摂取も目的のひとつだが、血圧にも良さそう。

 

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カフェイン控えめ、ハーブティ多め。

大好きなコーヒーも、朝の一杯だけにしている。緑茶や紅茶も、昼過ぎまで。夕方からはカフェインを控えている。

 

ふむ、いつまで続くかな。ある日突然、Apple Watchを外して出掛けて、翌日「熱意がありませんでした」と言われても気にならなくなるのだろう。