コロナ禍、行きたい所と行かれる所
仕事を辞めたらンゴロンゴロに行きたかった。エジプトのピラミッドも見て見たかった。それでも直前になったら結局わたしは勇気が出せなくて、現実的にはロンドンに2週間位行くことになるのかな - そう思っていたのに、いざ仕事を辞めて時間ができたのはパンデミック真っ只中だった。一年以上も外国との行き来が制限されている状況となると、飛行機の便数もその国の政情も、どんなだったかもう思い出せない。
行きたかったのにこれまで行かれなかった/行かなかった所は比較的近くにもたくさんある。この2週間、自分の生活圏から大きく外れることなく、公共の交通機関をなるべく利用せず、通勤通学の時間を避け、平日の昼間に行かれるところを選んで行っている。
今のところ「東京・ミュージアム ぐるっとパス2021」は購入していない。もう少し行動範囲を広げるとお得感を味わえるのだろうけれど、やはりあまりウロウロするのは避けたい。いざ購入すると「元を取らなくちゃ!」と思いそうだし、今は買わないでおく。
わたしの場合、行きたいのに行かれていない/行っていないのは、
- 都立の動物園・公園
- 古本屋
である。
上野動物園をはじめとする都立の動物園は「当面の間」休園している。室内が主な活動場所になる都立の美術館は開園しているのに、屋外がメインの動物園は閉園しているのである。多摩動物園なんて昆虫館等一部を除いて密になりようがない位の山なのに(失礼)。なお、屋外の庭園である清澄庭園や浜離宮恩賜公園も休園中だから「な・ん・で?!」と叫びたくなってしまう。線引きが難しいから一律で都立の公園を休園にしているのだと思うが、 それで屋内の施設に人が集中するなら逆効果なのにねぇ。
古本屋は、不特定多数の人が手に取ることを想像して、今は避けている。小説の文庫本をまとめ買いしたいのだけれど、不安な気持ちの方が大きい。オンラインで買うと高くつくし、本屋での偶然の出会いも楽しいのだけれど、まだ行かれていない。