仕事辞めて仕切り直すことにした

さよなら、言い訳「仕事忙しい」

古書店街に行き、大福だけ買って帰ってきた日

旧友には、長く働いていた仕事を辞めた旨を手紙で伝えた。急ぐ連絡ではないし、どうせ急いだところでこの緊急事態宣言下で会うことはできない。わたし達は手紙が好きだったし、ポストに請求書やダイレクトメール以外を見つけるのはいつだって嬉しいだろうから。

 

金曜日は久しぶりに神保町に行った。行きがけに雨風が強まり、気楽な散歩と呼ぶには難儀だったけれど、とにかく久しぶりに神保町に行ったのだ。

知らない店も増え、なくなってしまった店も多かったけれど、雨の古書店街の雰囲気は昔のままだった。古書店いくつかと、某画材屋に寄ったが、結局何も買わずに帰ってきた。

不要不急の外出を控えるよう言われている中、偶然の出会いを求めて古本屋巡りをするのは気が引けて、どうも本腰を入れられなかった。作者やタイトルを特定して探すオンライン本屋にはない出会いが実店舗にはあるし、そうやって手に取ってきた本に救われたこと数知れず。しかしこのご時世と古本屋巡りは相性がよくない。

心踊る文房具がなかったことに、がっかりというか悲しいというか、もやもやしている。いくつになっても文房具が好きで、きっとまた色々(使う予定がないものまで)買ってしまうんだろうなと思ったのに、まさかの手ぶらで帰宅である。わたしが変わったのか、時代が変わって売れるものが変わったのか。デジタルネイティブも、色ペンとかシールとか便せんとか好きなはずだけどな、どうなんだろう。その辺はうちには子供がいないのでわからないな、と思いながら、子持ちの旧友に近況の手紙を書くわたし。

 

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この日の自分で歩いて買いに行くおやつは、くまモンのいちご大福。今年、神保町にできたそうだ。かわいい。大福は小さめ、いちごが立派。

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