行ってみたかった所に行く 漱石山房記念館
新宿区立漱石山房記念館へ行く。
晩年に住んだ「漱石山房」があった土地を整備し、作られた記念館。できたのが比較的最近なこともあり、清潔で静かで、カフェや販売されるグッズも洒落ている。
展示メインの書斎も再現で、展示パネルや展示品も少ない。ここでしか見られない貴重な資料や最新の研究成果のためというよりは、漱石作品を味わう人、思い出す人、これから知ろうとする人のための空間かと思う。そして、わたしは漱石作品を思い出す人として大変楽しめた。(なお、色々忘れていることに気づき、帰宅後本棚をがさごそすることになる。)
漱石が小説を書き始めたのが遅かったのは有名な話。アラフォーで人生の仕切り直しをしたいわたしも、なんだかちょっとだけ勇気をもらう。いや、まぁ、そりゃあわたしは国費でロンドン留学とかできていないけれど。
そして、忘れてはいけないのが、ここは猫好きにもオススメということ。庭(漱石公園)にはあの猫塚もあり(再建です)、館内にもカフェにもお土産にも猫が!
これまでのわたしなら間違いなく散財していたが、「仕事、辞めたんだよ」と自分に言い聞かせて精一杯の我慢(をしてもいくつも買ってしまったが楽しかったのでよしとする)。
その他は、まず泰語。
あとは羅語を読む気で『自省録』を手に取ってから、これは希語だったことを思い出す。こんなことも忘れていた自分にショックを受ける。
軽めの本をいくつか読み終わっているので、その記録のつけかたも要検討。